GLOSSARY / 規格・規制
適合クラブ
Conforming ClubR&AとUSGAが定めるEquipment Rules(用具規則)の基準を満たしたゴルフクラブのこと。適合クラブであることは、すべての競技で常に使用できることを自動的に意味するわけではなく、競技によってローカルルールが追加される場合がある。非適合クラブは競技使用時にペナルティの対象となる場合があるが、練習やカジュアルなラウンドではペナルティは発生しない。
適合クラブとは、R&AとUSGAが定めるEquipment Rules(用具規則)の基準を満たしたゴルフクラブのことです。R&AとUSGAはクラブのヘッド・シャフト・グリップの各部位について、形状・材質・サイズ・性能(COR・溝形状等)に関する規定を設けており、これらをすべて満たすクラブが適合クラブと位置づけられます。R&AとUSGAはドライバーヘッドなど特定のクラブ部品について適合リスト(List of Conforming Driver Heads等)を公開しており、リストへの掲載有無がひとつの確認手段として機能しています。ただし、適合リストは審査時点の情報であり、規則改定や申請取り消しなどによって掲載状況が変わることがあるため、競技前の最新情報の確認を推奨します。
適合クラブであることは、すべての競技で常に使用できることを自動的に意味するわけではありません。競技によってはローカルルールにより追加の制限が設けられる場合があり(例:クラブ本数制限・特定のクラブ仕様の制限等)、また競技規則そのものが更新されることがあります。競技に参加する際は、使用するクラブが当該競技の規則・ローカルルールに適合しているかを個別に確認することが基本です。日本国内の競技においてはJGA(日本ゴルフ協会)が適用する規則・条件を参照することが推奨されます。
Equipment Rulesの基準を満たさないクラブは非適合クラブと呼ばれます。競技でこれを使用した場合は競技規則に基づくペナルティ(失格等)の対象となる場合がありますが、競技ではなく練習やカジュアルなラウンドでの使用に関しては、競技団体のルールが適用されないためペナルティは発生しません。非適合クラブを「違法・悪質」と表現することは正確ではなく、使用する場面と競技条件によって判断が異なります。ただし競技での誤使用は重大なペナルティにつながる可能性があるため、競技前の確認は必須です。
RELATED TERMS ─ 関連用語
COR(反発係数)
ボールが衝突して跳ね返る勢いを、衝突前の勢いで割った数値。1に近いほど反発が大きい。
VFT(可変肉厚)
フェースの厚みを場所によって変える設計。中央を薄く、周辺を厚くする。
クラブ長さ
ゴルフクラブの全長のこと。R&AとUSGAのEquipment Rulesでは、すべてのクラブは18インチ(約457mm)以上、パターを除くクラブは48インチ(約1219mm)以下と定められている。パターには上限規定が適用されない。メーカーのカタログ表記とR&A/USGA規則上の測定値は、測定方法が異なる場合がある。
ボールサイズ規格
ゴルフボールの直径に関するR&A/USGAの規格。現行規格ではボールの直径は1.680インチ(42.67mm)以上でなければならない。直径の上限値は規定されていないが、最小値を超えていればよいわけではなく、ボール全体として他の規格(対称性・性能・重量等)をすべて満たす必要がある。
ボール重量規格
ゴルフボールの重量に関するR&A/USGAの規格。現行規格ではボールの重量は1.620オンス(45.93g)以下でなければならない。重量の下限値(最小重量)は規定されていないが、重量以外の規格(サイズ・対称性・性能等)もすべて満たす必要がある。
用具規則
R&AとUSGAが共同で発行する、ゴルフ用具の適合要件を定めた規則文書の通称。クラブ・ボールの形状・寸法・性能に関する技術的な基準が定められており、JGAはこれに準拠する立場をとる。
非適合クラブ
ゴルフの用具規則(Equipment Rules)が定める適合要件を満たさないクラブの総称。競技での使用規定が設けられているが、製品の品質や設計の意図とは別の概念として整理される。規則改定によって適合状態が変わるケースもある。
スプリングライクエフェクト
ゴルフクラブのフェースがインパクト時にばねのように撓み、弾き返す現象を指す概念。R&AとUSGAの用具規則(Equipment Rules)はこの現象に関して規制を設けており、その評価には別途定められた測定・判定の概念が用いられる。
CT値(特性時間)
ゴルフクラブのフェースとボールの接触時間を測定し、反発性能の適合判定に用いられる概念。R&AとUSGAの用具規則(Equipment Rules)はCT値の適合基準を定めており、基本上限値239マイクロ秒に測定許容差18マイクロ秒が設けられている。この数値は性能の推奨値や目標値ではなく、適合判定上の上限である。