ゴルフのしくみ

GLOSSARY / 規格・規制

ボールサイズ規格

Golf Ball Size Rule

ゴルフボールの直径に関するR&A/USGAの規格。現行規格ではボールの直径は1.680インチ(42.67mm)以上でなければならない。直径の上限値は規定されていないが、最小値を超えていればよいわけではなく、ボール全体として他の規格(対称性・性能・重量等)をすべて満たす必要がある。

ゴルフボールのサイズ規格とは、R&AとUSGAのEquipment Rulesに定められたゴルフボールの直径に関する規定です。現行規格では、ボールの直径は1.680インチ(42.67mm)以上でなければならないと定められており、この最小直径を下回るボールは規格外となります。直径の上限値(最大直径)は規定されていません。ただし、直径の上限がないことは「大きければ常に規格に適合する」ことを意味するわけではなく、ボール全体として対称性・性能・重量などの規格をすべて満たす必要があります。

ゴルフボールのサイズ規格は、R&AとUSGAでかつて異なる基準が存在していましたが、1990年に現行の1.680インチ(42.67mm)に統一されました。日本ゴルフ協会(JGA)はR&Aの規則を採用しているため、国内の競技においても同様の規格が適用されます。

市販されているゴルフボールの多くはこの規格を満たして製造・販売されていますが、競技で使用するボールの適合確認にあたってはR&A/USGAの公式情報や適合リストを参照することが基本です。ボールのサイズ規格は、コンプレッション・ピース構造・カバー素材・ディンプル設計といった設計上の選択とは独立した規制項目として理解する必要があります。

RELATED TERMS ─ 関連用語

ピース構造

ゴルフボールを構成する層の数を「ピース数」と呼ぶ。コア(内核)・マントル(中間層)・カバー(外層)の組み合わせで2ピースから5ピースまで存在し、ピース数が増えるほど設計の複雑さが増す。ピース数が多いほど必ず高性能というわけではなく、カバー素材・コアの設計・中間層の硬さ・ディンプル設計を含めた設計全体で性能が決まる。また、ピース数とカバー素材(アイオノマー・ウレタン)は独立した設計要素であり、混同しないことが重要だ。

ディンプル

ゴルフボール表面に無数にある小さなくぼみのこと。ボール表面の空気の流れに影響し、飛び方や揚力・抗力に関係するとされる。ディンプルの数・形状・深さに直接の規定値はないが、R&AとUSGAの装置規則でボール全体の対称性要件を満たす必要がある。

スピン系・ディスタンス系

ゴルフボールの設計方向性を大まかに分類した業界慣用表現。ディスタンス系は飛距離・初速重視、スピン系はグリーン周りのスピン・打感重視の設計を指す場合が多い。ただしこれは公式規格ではなく、実際の性能は設計全体で決まる。ツアーボール内にも「距離寄り・スピン寄り」の設計差があり、メーカーごとに命名ルールが異なる。

ボール重量規格

ゴルフボールの重量に関するR&A/USGAの規格。現行規格ではボールの重量は1.620オンス(45.93g)以下でなければならない。重量の下限値(最小重量)は規定されていないが、重量以外の規格(サイズ・対称性・性能等)もすべて満たす必要がある。

適合クラブ

R&AとUSGAが定めるEquipment Rules(用具規則)の基準を満たしたゴルフクラブのこと。適合クラブであることは、すべての競技で常に使用できることを自動的に意味するわけではなく、競技によってローカルルールが追加される場合がある。非適合クラブは競技使用時にペナルティの対象となる場合があるが、練習やカジュアルなラウンドではペナルティは発生しない。

用具規則

R&AとUSGAが共同で発行する、ゴルフ用具の適合要件を定めた規則文書の通称。クラブ・ボールの形状・寸法・性能に関する技術的な基準が定められており、JGAはこれに準拠する立場をとる。