ゴルフのしくみ

GLOSSARY / 規格・規制

アンカリング規制

Anchoring Rule

R&AとUSGAがゴルフのルール(Rules of Golf)10.1bで定めるストローク方法に関する規制。クラブやグリップを体に固定・直接当てた状態でストロークを行うことを制限するもので、用具の形状・寸法を定める用具規則(Equipment Rules)とは別の条項として区別される。長尺・中尺パター自体はこの規制の有無にかかわらず適合用具として扱われる。

アンカリング規制とは、R&AとUSGAが定めるゴルフのルール(Rules of Golf)Rule 10.1bに基づき、ストローク中にクラブ本体または腕が体に直接当たった状態(アンカリング)でストロークを行うことを制限するルールです。具体的には、クラブや手・前腕を体のどこかに固定または密着させてストロークすることが制限されています。このルールはプレーヤーのストローク方法に関する規定であり、クラブ・グリップの形状や寸法を定める用具規則(Equipment Rules)とは別の条項として区別されます。

アンカリング規制において重要な区別として、長尺・中尺パター自体は適合用具です。パターの全長・グリップの形状がEquipment Rulesの要件を満たしていれば、クラブとしての適合性は維持されます。アンカリング規制はそのようなクラブを使ってアンカリングした状態でストロークを行うことを制限するものであり、長尺パターの所持・携帯・ラウンドへの持ち込み自体が規則違反となるわけではありません。「長尺パターは禁止」という理解は正確ではなく、アンカリングしたストローク方法が制限されているという理解が適切です。

アンカリング規制はグリップ規則(Equipment Rules 4.3が定めるグリップの形状・寸法・構造の適合要件)とは異なる条項です。グリップ規則は用具の物理的な要件を定めており、アンカリング規制はストロークの方法を定めています。アンカリング規制への適合確認にあたっては、R&AおよびUSGAの公式ルール(Rules of Golf Rule 10.1b)を参照することが求められます。また、競技によってはローカルルールや競技条件による追加規定が設けられる場合があるため、競技参加時には当該競技の規則を個別に確認することが基本です。

RELATED TERMS ─ 関連用語

グリップ規則

ゴルフの用具規則(Equipment Rules)が定める、グリップの形状・寸法・構造に関する規則。最低長・断面寸法の上限・断面形状の条件などが規定されている。グリップに関する用具の規格を定めた規則であり、クラブを体に当てて打つかどうかに関するアンカリング規制とは別の条項として区別される。

適合クラブ

R&AとUSGAが定めるEquipment Rules(用具規則)の基準を満たしたゴルフクラブのこと。適合クラブであることは、すべての競技で常に使用できることを自動的に意味するわけではなく、競技によってローカルルールが追加される場合がある。非適合クラブは競技使用時にペナルティの対象となる場合があるが、練習やカジュアルなラウンドではペナルティは発生しない。

非適合クラブ

ゴルフの用具規則(Equipment Rules)が定める適合要件を満たさないクラブの総称。競技での使用規定が設けられているが、製品の品質や設計の意図とは別の概念として整理される。規則改定によって適合状態が変わるケースもある。

用具規則

R&AとUSGAが共同で発行する、ゴルフ用具の適合要件を定めた規則文書の通称。クラブ・ボールの形状・寸法・性能に関する技術的な基準が定められており、JGAはこれに準拠する立場をとる。