ゴルフのしくみ

GLOSSARY / 規格・規制

グリップ規則

Grip Rule

ゴルフの用具規則(Equipment Rules)が定める、グリップの形状・寸法・構造に関する規則。最低長・断面寸法の上限・断面形状の条件などが規定されている。グリップに関する用具の規格を定めた規則であり、クラブを体に当てて打つかどうかに関するアンカリング規制とは別の条項として区別される。

グリップ規則とは、ゴルフの用具規則(Equipment Rules)のうち、グリップの形状・寸法・構造に関する適合要件を定めた部分のことです。主な規定として、グリップの長さは最低7インチ(177.8mm)以上であること、断面の寸法は最大1.75インチ(44.45mm)以内であること、パター以外のクラブではグリップの軸がシャフトの軸と一致する構造であることなどが含まれます。これらはR&AとUSGAの用具規則(Equipment Rules 4.3)に定められており、測定・確認の詳細は公式文書を参照することが求められます。

断面形状については、パター以外のクラブのグリップは原則として円形断面が求められますが、パターのグリップは一定の条件のもとで非円形断面(平らな面を持つ形状など)が認められています。また、パターには複数のグリップを取り付けることが条件つきで認められる場合があります。これらの例外条件の詳細はR&AおよびUSGAの公式規則を確認することが必要です。グリップ規則で定められた数値(最低長・断面寸法等)は規制の基準値であり、これらの数値がグリップ設計の推奨値を示すものではありません。

グリップに関連する規則として、アンカリング規制(Rules of Golf 10.1b)があります。アンカリング規制はクラブやグリップを体に固定または直接当てた状態でストロークを行うことを制限するもので、ストローク方法に関する規則です。グリップ規則(Equipment Rules 4.3)はグリップという用具の形状・寸法・構造の適合要件を定めた規則であり、これらは別の条項として区別されます。中尺・長尺パター自体はグリップ規則の要件を満たしていれば適合用具として扱われ、長尺パターの使用そのものがアンカリング規制の違反となるわけではありません。アンカリング規制が問題となるのは、クラブや腕を体に当てた状態でのストローク方法に関してです。

RELATED TERMS ─ 関連用語

グリップサイズ

ゴルフグリップの断面寸法(太さ)に関する概念。R&AとUSGAのEquipment Rulesでは、パター以外のクラブのグリップは原則として円形断面とされ、断面寸法の上限は1.75インチ(44.45mm)と定められている。パターグリップは非円形断面も認められるが、別途条件がある。メーカー間で測定基準は統一されていない。

グリップ重量

ゴルフグリップ単体の重量のこと。グラム(g)単位で表記され、ヘッド・シャフトを含むクラブ総重量の構成要素のひとつ。グリップ重量はスウィングウェイトにも影響し得るが、両者は独立した指標として整理する必要がある。

グリップ素材

ゴルフグリップを構成する素材のこと。天然ゴム・合成ゴム・エラストマー・ポリウレタン・コード混合素材など複数の系統がある。素材の特性はそれぞれ異なり、使用環境・メーカー仕様・個人の好みによって選択が変わる。

適合クラブ

R&AとUSGAが定めるEquipment Rules(用具規則)の基準を満たしたゴルフクラブのこと。適合クラブであることは、すべての競技で常に使用できることを自動的に意味するわけではなく、競技によってローカルルールが追加される場合がある。非適合クラブは競技使用時にペナルティの対象となる場合があるが、練習やカジュアルなラウンドではペナルティは発生しない。

用具規則

R&AとUSGAが共同で発行する、ゴルフ用具の適合要件を定めた規則文書の通称。クラブ・ボールの形状・寸法・性能に関する技術的な基準が定められており、JGAはこれに準拠する立場をとる。

非適合クラブ

ゴルフの用具規則(Equipment Rules)が定める適合要件を満たさないクラブの総称。競技での使用規定が設けられているが、製品の品質や設計の意図とは別の概念として整理される。規則改定によって適合状態が変わるケースもある。

アンカリング規制

R&AとUSGAがゴルフのルール(Rules of Golf)10.1bで定めるストローク方法に関する規制。クラブやグリップを体に固定・直接当てた状態でストロークを行うことを制限するもので、用具の形状・寸法を定める用具規則(Equipment Rules)とは別の条項として区別される。長尺・中尺パター自体はこの規制の有無にかかわらず適合用具として扱われる。