ゴルフのしくみ

GLOSSARY / グリップ

グリップ素材

Grip Material

ゴルフグリップを構成する素材のこと。天然ゴム・合成ゴム・エラストマー・ポリウレタン・コード混合素材など複数の系統がある。素材の特性はそれぞれ異なり、使用環境・メーカー仕様・個人の好みによって選択が変わる。

グリップ素材とは、ゴルフグリップを構成する主要な材料のことです。グリップ素材は大きくゴム系(天然ゴム・合成ゴム)、エラストマー系、ポリウレタン系、コード混合系などに分類されます。ゴム系は弾力性があり、グリップ感の調整がしやすい素材です。エラストマーは合成樹脂の一種で、成形の自由度が高く、各種感触の調整に使われます。ポリウレタンは耐摩耗性が高く、薄く成形できる特性があります。コード混合はゴムやエラストマー素材に綿やナイロンなどのコード繊維を織り込んだもので、表面のテクスチャが変わります。

グリップ素材の特性は種類によって異なりますが、どの素材が優れているかを一概に断定することはできません。素材の特性(硬さ・粘着感・耐久性・吸湿性など)は使用環境、気温・湿度条件、グローブの有無、握り方などによって感じ方が変わります。また同じ素材系統でも、配合・厚み・表面テクスチャによってメーカーごとに仕様が異なります。グリップ素材の選択は、個人の感触の好みとプレー環境を合わせて検討するものとして整理されます。

グリップの素材・構造はR&AとUSGAのEquipment Rulesで一部の要件が定められています。グリップは実質的に真っ直ぐである必要がある、断面形状に関する規定があるなど、形状・寸法に関する規制が中心です。素材そのものを特定の材料に限定する規定はなく、各メーカーが独自の素材・配合を開発しています。グリップ重量・グリップサイズもクラブの総重量やスウィングウェイトに影響する要素として、クラブカスタマイズにおいて検討される対象です。

RELATED TERMS ─ 関連用語

グリップサイズ

ゴルフグリップの断面寸法(太さ)に関する概念。R&AとUSGAのEquipment Rulesでは、パター以外のクラブのグリップは原則として円形断面とされ、断面寸法の上限は1.75インチ(44.45mm)と定められている。パターグリップは非円形断面も認められるが、別途条件がある。メーカー間で測定基準は統一されていない。

グリップ重量

ゴルフグリップ単体の重量のこと。グラム(g)単位で表記され、ヘッド・シャフトを含むクラブ総重量の構成要素のひとつ。グリップ重量はスウィングウェイトにも影響し得るが、両者は独立した指標として整理する必要がある。

ゴム

エラストマーの代表格。天然ゴム(ゴムノキの樹液)と合成ゴム(石油由来)がある。

合成ゴム

石油由来のモノマーから人工的に作られるゴム(エラストマー)の総称。天然ゴムの代替・進化版。

エラストマー

引き伸ばしても元に戻る「弾性」を持ったポリマーの総称。ゴムを含むより広い概念。

ポリウレタン

硬さの設計幅が極端に広いポリマー。フカフカのフォームから硬いプラスチックまで自在に作れる。

グリップ規則

ゴルフの用具規則(Equipment Rules)が定める、グリップの形状・寸法・構造に関する規則。最低長・断面寸法の上限・断面形状の条件などが規定されている。グリップに関する用具の規格を定めた規則であり、クラブを体に当てて打つかどうかに関するアンカリング規制とは別の条項として区別される。