GLOSSARY / グリップ
グリップサイズ
Grip Sizeゴルフグリップの断面寸法(太さ)に関する概念。R&AとUSGAのEquipment Rulesでは、パター以外のクラブのグリップは原則として円形断面とされ、断面寸法の上限は1.75インチ(44.45mm)と定められている。パターグリップは非円形断面も認められるが、別途条件がある。メーカー間で測定基準は統一されていない。
グリップサイズとは、ゴルフグリップの断面寸法(太さ)に関する概念です。R&AとUSGAのEquipment Rulesでは、グリップに関するサイズ規定が設けられています。パター以外のクラブのグリップは、原則として円形断面であることが求められます。ただし、連続したわずかなリブや、巻きグリップのらせん状のわずかなへこみはこの条件に反するものとして扱われません。断面寸法の上限は1.75インチ(44.45mm)と定められており、これを超えるグリップは規格外となります。
パターのグリップには異なる規定が適用されます。パターグリップは非円形断面のものも使用できますが、グリップに凹みがなく(一定の凸型リブ・フランジは許容)、グリップの長さ方向においておおむね同様の断面形状でなければならないとされています。なお、Equipment Rulesの詳細条件は規則改定によって変更される場合があるため、競技参加時は最新の規則を参照することが推奨されます。
グリップサイズの表記方法(M60・M58・ミッドサイズ・ジャンボなど)はメーカー・製品によって異なり、業界全体で統一された規格ではありません。コア径・外径・フィット感などの基準もメーカーごとに異なるため、「M60が標準」のような断定は正確ではありません。グリップサイズは握り方や手首の使い方に影響するとされることがありますが、「太いほど曲がらない」「細いほどつかまる」などの単純な因果関係は、スイング特性や個人の手のサイズによって異なるため断定できません。適切なサイズの選択にあたっては、実際に握って確認することが基本です。
RELATED TERMS ─ 関連用語
クラブ総重量
クラブのヘッド・シャフト・グリップの合計重量をgram単位で表したもの。スウィングウェイト(グリップエンドから14インチの支点でのヘッド側の重量配分を示す指標)とは別の概念であり、同じ総重量でもスウィングウェイトの値が異なる場合がある。どちらか一方だけでクラブの振りやすさを判断することは正確ではない。
スウィングウェイト
クラブをグリップエンドから14インチ(約35.6cm)の支点で計測し、ヘッド側の重さ感に関係するとされる重量配分を表す静的な指標。日本では「バランス」と呼ばれることが多く、アルファベットと数字の組み合わせ(例:D2)で表記される。クラブの総重量とは別の概念であり、最適な値はスウィング特性・体格・シャフトやグリップとの組み合わせによって異なる。
US仕様
アメリカ市場向けに設計された製品スペックのこと。国内正規品・並行輸入品とは別の概念であり、混同しやすいため整理が必要。
グリップ重量
ゴルフグリップ単体の重量のこと。グラム(g)単位で表記され、ヘッド・シャフトを含むクラブ総重量の構成要素のひとつ。グリップ重量はスウィングウェイトにも影響し得るが、両者は独立した指標として整理する必要がある。
グリップ規則
ゴルフの用具規則(Equipment Rules)が定める、グリップの形状・寸法・構造に関する規則。最低長・断面寸法の上限・断面形状の条件などが規定されている。グリップに関する用具の規格を定めた規則であり、クラブを体に当てて打つかどうかに関するアンカリング規制とは別の条項として区別される。