ゴルフのしくみ

GLOSSARY / クラブ仕様

クラブ長さ

Club Length

ゴルフクラブの全長のこと。R&AとUSGAのEquipment Rulesでは、すべてのクラブは18インチ(約457mm)以上、パターを除くクラブは48インチ(約1219mm)以下と定められている。パターには上限規定が適用されない。メーカーのカタログ表記とR&A/USGA規則上の測定値は、測定方法が異なる場合がある。

クラブ長さとは、ゴルフクラブの全長を指します。R&AとUSGAのEquipment Rulesでは、すべてのクラブの長さは18インチ(457.2mm)以上でなければならず、パターを除くクラブは48インチ(1219.2mm)を超えてはならないと定められています。パターにはこの上限規定が適用されないため、長尺パターや超長尺パターを使用すること自体は、現行のクラブ長さ規則には違反しません。競技に参加する際はこの点を個別に確認することを推奨します。

長尺パターに関連して注意が必要なのが、アンカリング禁止規則(Rule 14.1b)です。これはクラブの長さを規制するものではなく、グリップを胸・腹部などの体の固定点に触れさせた状態でストロークすることを禁止するストローク方法に関する規則です。したがって、長尺・超長尺パターの使用と、アンカリング禁止規則は別の問題として整理する必要があります。長さ規制とストローク方法の規制を混同しないことが重要です。

クラブ長さの測定方法は、R&AとUSGAが定める専用の方法があり、この測定値が規則上の長さとなります。一方、メーカーがカタログや仕様表に記載するクラブ長さは、所定のライ角でクラブを置いた状態でのグリップエンドから地面までの距離をもとにする方法など、規則上の測定方法と異なる場合があります。そのため、カタログ上の表記と規則上の測定値が必ずしも同一とは限らない点に注意が必要です。US仕様と国内仕様のクラブでクラブ長さの表記が異なるケースがあるため、購入時はスペック表で個別に確認することを推奨します。なお、一部の競技ではローカルルールによりドライバーの長さを46インチ以下に制限する場合があります。競技参加時は各大会の競技規則を確認してください。

RELATED TERMS ─ 関連用語

US仕様

アメリカ市場向けに設計された製品スペックのこと。国内正規品・並行輸入品とは別の概念であり、混同しやすいため整理が必要。

クラブ総重量

クラブのヘッド・シャフト・グリップの合計重量をgram単位で表したもの。スウィングウェイト(グリップエンドから14インチの支点でのヘッド側の重量配分を示す指標)とは別の概念であり、同じ総重量でもスウィングウェイトの値が異なる場合がある。どちらか一方だけでクラブの振りやすさを判断することは正確ではない。

シャフトフレックス

シャフトのしなりやすさの目安として使われる表記。L・A・R・SR・S・X・XXなどのアルファベットで示されることが多いが、業界横断の統一規格はなく、同じ表記でもメーカーによって実際の硬さが異なる場合がある。クラブ選びの参考指標のひとつだが、シャフト重量・トルク・長さなども合わせて確認することが基本。

スウィングウェイト

クラブをグリップエンドから14インチ(約35.6cm)の支点で計測し、ヘッド側の重さ感に関係するとされる重量配分を表す静的な指標。日本では「バランス」と呼ばれることが多く、アルファベットと数字の組み合わせ(例:D2)で表記される。クラブの総重量とは別の概念であり、最適な値はスウィング特性・体格・シャフトやグリップとの組み合わせによって異なる。

適合クラブ

R&AとUSGAが定めるEquipment Rules(用具規則)の基準を満たしたゴルフクラブのこと。適合クラブであることは、すべての競技で常に使用できることを自動的に意味するわけではなく、競技によってローカルルールが追加される場合がある。非適合クラブは競技使用時にペナルティの対象となる場合があるが、練習やカジュアルなラウンドではペナルティは発生しない。