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GLOSSARY / 物性指標

密度

Density

1cm³(角砂糖1個分の体積)あたりの重さ。単位は g/cm³。

素材の「重さの度合い」を表す基本物性。同じ大きさでも素材が違えば重さが大きく変わる。

水 1.0 /木材 0.5〜1.0 /アルミ 2.7 /チタン 4.43 /鉄 7.85 /鉛 11.34 /タングステン 19.3 /白金 21.4。タングステンが「重さ専門の素材」として使われるのは、地上で最も密度の高い金属の1つだから。

ゴルフのクラブヘッド設計では、密度の異なる素材を組み合わせて『同じ容積でも重心位置を変える』ための基本パラメータ。チタンの軽量さで余剰重量を作り、タングステンの重さで重心を狙った位置に集中配置する。

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タングステンウェイト

密度19.3 g/cm³のタングステン金属をウェイトとして使い、少ない体積で重心位置を精密にコントロールする設計手法。

炭素繊維(カーボンファイバー)

アクリロニトリルなどを高温で炭化・黒鉛化した繊維。繊維単体では構造材にならず、エポキシ等の樹脂と組み合わせたCFRP(炭素繊維強化樹脂)として使われる。比強度・比弾性率が高いことが特徴。

チタン

低密度・高耐食性・高比強度を持つ金属。ゴルフクラブでは主にドライバーヘッドの素材として使われるが、純チタンとチタン合金では性質が大きく異なる。

CFRP(炭素繊維強化樹脂)

炭素繊維をエポキシ等の熱硬化性樹脂で固めた複合材料。炭素繊維単体とは別物であり、繊維と樹脂が一体化して初めて構造材料になる。比強度・比剛性が高く、ゴルフシャフト・クラウン・フェースに使われる。

Ti-6Al-4V(チタン合金)

アルミニウム6%・バナジウム4%を添加したα-β型チタン合金(Grade 5)。密度約4.43 g/cm³・引張強度950 MPa前後。ドライバー・フェアウェイウッドのヘッド素材として広く使われるが、すべてのチタン製クラブに使われているわけではない。

SP-700(チタン合金)

JFEスチール(JFE Steel)の登録商標であるα+β型チタン合金。組成はTi-4.5Al-3V-2Fe-2Mo。Ti-6Al-4Vとは組成・特性が異なる別合金で、冷間成形性に優れるとされる。ゴルフでは一部メーカーがフェース材として採用することがある。

DAT55(チタン合金)

大同特殊鋼(Daido Steel)が展開するチタン合金の一種。Ti-5Al-1Fe系として言及されることがあるが、組成の公開詳細はSP-700に比べ限定的。SP-700・Ti-6Al-4Vとは別素材であり、採用モデルはメーカーの技術情報による。

アルミ合金

アルミニウムを主成分とし、銅・マグネシウム・亜鉛・シリコンなどを加えた合金の総称。鉄・チタンと比較して軽量であり、合金の組成によって強度・加工性・耐食性などの特性が異なる。ゴルフクラブではパターのボディ、フェアウェイウッドのクラウン、アイアンのフレームなどに用いられることがある。

6061アルミ

Al-Mg-Si系の6000番台アルミ合金の一種(JIS A6061相当)。加工性・耐食性・溶接性のバランスが取れており、ゴルフクラブではパターのヘッドボディやアイアンのフレームなどに用いられることがある。T6熱処理(溶体化処理+人工時効)を施したものが多い。

7075アルミ

Al-Zn-Mg-Cu系の7000番台アルミ合金の一種(JIS A7075相当)。アルミ合金の中では引張強度が高い系統に属し、航空機構造材やスポーツ用品に用いられる。ゴルフクラブではドライバークラウンやフェース材として使われることがある。強度が高い一方で耐食性や溶接性は6061より劣る面があり、用途に応じた選択が行われる。