GLOSSARY / クラブ設計
番手別溝設計
Progressive Groovesアイアンで番手ごとに溝(グルーヴ)の幅・深さ・本数を変え、各番手に最適なスピンを与える設計思想。ロングは飛距離、ショートはスピン安定を狙う。
番手別溝設計(Progressive Grooves)とは、アイアンセットの各番手で溝(グルーヴ)の形状——幅・深さ・本数——を変え、番手ごとに最適なスピン性能を狙う設計の考え方。スリクソン ZXi7 アイアン公式(2025年式)は『PROGRESSIVE GROOVES 精度を高めたスピンコントロール性能』として、『ロングからミドルアイアン(#3〜#7)の溝は、広く浅くすることで最適スピンになることで、あらゆる状況で安定した飛距離を実現』『ショートアイアン(#8〜PW)の溝は狭く深く、本数も多くすることで特にラフなどWET条件でのスピン性能が向上』と説明している(2026-07-13確認)。
ねらいは番手ごとの役割の違いにある。飛距離を求めるロングアイアンでは過剰なスピンを抑え、止める性能が要るショートアイアンではスピンを確保する、という相反する要求を、溝形状を番手で変えることで両立させる。溝の幅・深さ・本数の具体寸法は新溝ルール(用具規則)の範囲内でモデルごとに設計され、公式に数値が明記されないことが多い。
この考え方はスリクソンに限らず複数メーカーが採用する一般的な設計概念で、呼称は各社で異なる。ここでは概念としての定義にとどめ、個別モデルの溝仕様は当該モデルの公式・用具規則に従う。
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