GLOSSARY / 製法
フェースレーザーミーリング
Face Laser Millingレーザーでフェース面に微細加工を施す表面処理。フェースが濡れた状態などの悪条件でもボールの食いつきを保ち、スピンを安定させる目的で使われる。
FACE LASER MILLING(フェースレーザーミーリング)は、レーザーによってクラブフェースの表面に微細なパターンを刻む加工。ダンロップはスリクソン ZXi ドライバー(2025)でこれを「ZXi ドライバーの新テクノロジー」「ビジブルな(=目に見える)フェースレーザーミーリング」と公式に説明し、効果を「悪条件下※でもフェースレーザーミーリングによりボールが食いつき、しっかりスピンコントロールすることで安定した飛距離性能を実現(※フェースが濡れた状態)」としている。
ポイントは、規則で寸法が制限される溝(グルーブ)とは別に、溝の間の面そのものを加工してボールとの摩擦を稼ぐという発想にある。ウッド系でこの加工が語られるのは比較的新しく、同じZXiシリーズではフェアウェイウッドにも「スピン量の安定化を実現するビジブルな全面フェースライン」として同一の説明文で搭載されている。ドライバー・FWの両方で同じ効き方を公式が主張している点は、単発の意匠ではなくシリーズ共通の設計思想であることを示す。
実用面では、朝露・雨・ラフからのショットでフェースとボールの間に水膜が入り、スピンが抜けて飛距離と方向がばらつく——という現象への対策と理解すればよい。ただし公式はスピン量の増減幅やドライ条件との差を数値で開示していないため、定量的な効果は undisclosed。記述はスリクソン ZXi ドライバー/フェアウェイウッド(2025年モデル)のモデル固有値である。
RELATED TERMS ─ 関連用語
CNCミリング
コンピュータ制御(CNC:Computer Numerical Control)によって工作機械を動かし、金属などの素材を削り出して形状を作る加工方法。鍛造・鋳造とは目的・工程が異なる製造方法であり、「CNC=高品質」「CNCは鍛造より上」のような単純な優劣判断は正確ではない。
マイクロマックス・グルーヴ
番手ごとに最適化したフェース溝設計で、あらゆる状況で最適なスピン量と飛距離コントロールを狙うPINGの溝技術。
スピン量
ボールの回転速度(単位:RPM=毎分回転数)。主にバックスピン量として扱われる。ドライバー・アイアン・ウェッジで求められるスピン量は大きく異なり、単純に多い・少ないで良し悪しは決まらない。
バックスピン
ボールの後ろ向きの回転。揚力(マグヌス効果)を生みボールを浮かせる。計測上はスピンレート(スピン量)が主にこれを示す。多すぎると吹け上がり飛距離をロスする。