GLOSSARY / 製法
CNCミリング
CNC Millingコンピュータ制御(CNC:Computer Numerical Control)によって工作機械を動かし、金属などの素材を削り出して形状を作る加工方法。鍛造・鋳造とは目的・工程が異なる製造方法であり、「CNC=高品質」「CNCは鍛造より上」のような単純な優劣判断は正確ではない。
CNCミリングとは、CNC(Computer Numerical Control:コンピュータ数値制御)によって工作機械を自動制御し、金属などの素材を削り出して目的の形状を作る加工方法です。工具(エンドミル等)を高速回転させながら素材に当て、プログラムに従って精密に削り取ることで、複雑な形状や精度の高い仕上げを実現します。ゴルフクラブの製造においては、フェース面の溝加工・表面研磨・精密形状の仕上げなど工程の一部に用いられる場合と、ヘッド全体を金属素材から削り出す場合があり、用途によって意味が異なります。
CNCミリングは鍛造・鋳造とは異なる加工方法として整理することが重要です。鍛造は金属を叩いて成形し内部組織を変化させる製法です。鋳造は金属を溶かして型に流し込む製法です。CNCミリングは素材を機械的に削り取る切削加工であり、これらとは工程の性質が異なります。ゴルフクラブの製造においては、鍛造や鋳造で大まかな形状を作った後にCNCミリングで精密仕上げを行うという組み合わせが使われる場合もあります。「CNCミリング=高品質」「CNCは鍛造より上」のような優劣断定は正確ではなく、製法の選択は設計目標・コスト・量産性などとの組み合わせによって決まります。
ゴルフクラブへの具体的な応用として、フェースの溝(スコアライン)の精密加工、パターフェースの面粗度調整、ウェッジのソール形状の仕上げなどにCNCミリングが用いられる場合があります。一部のメーカーはCNCミリング仕上げを製品の特徴として訴求していますが、これは仕上げ精度に関する特徴の説明であり、クラブ全体の性能を自動的に保証するものではありません。R&AとUSGAのEquipment Rulesには、CNCミリングという加工方法自体を規制する条項はありませんが、フェース面の溝形状・面粗度などについては別途規定があります。
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