GLOSSARY / クラブ設計
ドローバイアス設計
Draw Bias Design球のつかまり(右への抜けにくさ)を高める方向へ弾道を寄せる設計。ゼクシオはフェース面の設計でこれを実現している。
ドローバイアス設計とは、球がつかまりやすい方向へ弾道特性を寄せたクラブ設計を指す。ダンロップはゼクシオ プライム(2025年モデル)で『NEW ドローバイアス設計』を掲げ、ターゲットユーザーに合わせて最適化したフェースバルジ設計と、独自の精緻なレーザーミーリングパターンを組み合わせたものと説明している。
同社公式によれば、狙いは「フェースが開いた状態でインパクトすることが多いターゲットユーザーが、オフセンターショットでも最適なギア効果を発揮することで飛距離ロスを低減する」ことにある。トウ・ヒールに施した精緻なレーザーミーリング(High Grip Milled Pattern)は、ウェットコンディションでも最適なギア効果を発揮させ、方向安定性の向上に寄与するとされる。つまりこのモデルでは、重心位置ではなくフェース面側の設計でつかまりを作っている点が特徴である。
注意したいのは、ドローバイアスという言葉の実現手段はメーカー・モデルによって異なることだ。フェース面の設計で行う場合もあれば、ヒール寄りの重量配分やオフセットで行う場合もある。カタログで「ドローバイアス」と書かれていても、中身が同じとは限らない。
RELATED TERMS ─ 関連用語
バルジ
ウッド系フェースの横方向(左右)に持たせた丸み(曲率)。左右の打点ズレで生じる横回転をギア効果で補正し、打球を狙い方向へ戻そうとするフェース設計。
ギア効果
重心線上を外れた打点でインパクトした際、ヘッドの回転がボールに伝わって補正方向のスピンが生じる現象。ウッドのバルジ・ロールはこの効果を利用してミスを軽減する。
サイドスピン
ボールの横回転を指す通称。ただし弾道計測では『サイドスピンは存在せず、回転軸(スピン軸)の傾き』で曲がりを説明する。軸が右傾=右、左傾=左へ曲がる。
フェースレーザーミーリング
レーザーでフェース面に微細加工を施す表面処理。フェースが濡れた状態などの悪条件でもボールの食いつきを保ち、スピンを安定させる目的で使われる。