GLOSSARY / 性能・物理
スピンロフト
Spin Loftインパクトでクラブが動く方向とフェースが向く方向との3次元的な角度差。近似的には『ダイナミックロフト−アタックアングル』で、スピン量を最も強く左右する。
弾道計測器メーカーTrackmanの定義では、スピンロフトは『ヘッドが動いている方向(クラブパスとアタックアングル)』と『フェースが向いている方向(フェースアングルとダイナミックロフト)』との3次元的な角度である。簡易的にはダイナミックロフトからアタックアングルを引くと近似できるが、フェース・トゥ・パスが0でないほど実値とのズレが大きくなる。
スピンロフトはスピン量を最も強く支配する要素で、同条件ならスピンロフトが大きいほどスピン量は増える(おおむね45度まで)。一方でスピンロフトが大きいほどミート率(スマッシュファクター)は下がるため、Trackmanはスピンロフトを“コンプレッション”と呼ぶこともあると説明する(スピンロフトが小さいほど圧縮が効き、スピンは減る)。
実用上は、スピンロフトが大きすぎる(急なダウンブロー+多いロフト)とボールが吹け上がって失速し、小さすぎると上がらず失速する。最適レンジに収めることが飛距離と弾道安定の鍵になる。クラブ単体ではなく『スイング×ロフト』で決まる値である点が、他のスペック用語と異なる。
RELATED TERMS ─ 関連用語
ダイナミックロフト
インパクト時にフェースがボールへ提示する実際のロフト角(単位:度)。カタログのスタティックロフトとは異なり、シャフトのしなり・フォワードシャフトリーン・スウィング条件によって変化する。打ち出し角・スピン量に関係する原因側の指標のひとつ。
アタックアングル
インパクト直前のクラブヘッドの軌道が地面に対して傾く角度(単位:度)。下降軌道(ダウンブロー)はマイナス値、上昇軌道(アッパーブロー)はプラス値。打ち出し角・スピン量に影響する要素のひとつだが、単独で結果を断定できるものではない。
フェース・トゥ・パス
フェースアングルとクラブパスの差。ボールの曲がりの量と向きを決める主因。右打ちでプラスはフェード/スライス、マイナスはドロー/フック方向。
クラブパス
インパクトでヘッドが動いている左右方向。ターゲットラインを基準に測る。右打ちでプラス=右(インサイドアウト)。ボールの曲がりを決める要素。