GLOSSARY / 製法
金属3Dプリンター造形ヘッド
Metal 3D-Printed Clubheadヘッド本体(ボディ)を金属3Dプリンターで造形したクラブヘッド。ミズノはD-132 DRIVERで採用し、公式は従来の製法では実現できなかった設計自由度により内部構造まで細かくコントロールできるとしている。
金属3Dプリンターでヘッド本体を造形する製法で、ミズノは『D-132 DRIVER』(2026年。ミズノ直営店限定・カスタムオーダー数量限定(100本))で採用している。公式ページは、3Dプリンターによってボディを製造することで、従来の製法では実現できなかった設計自由度が得られ、内部構造まで細かくコントロールして重量配分を最適化できると説明する。
同ページの素材欄では、本体がα-β系チタン合金(6Al-4V Ti)の金属3Dプリンター造形、フェース部が「β系チタン合金(DAT55G)/α-β系チタン合金(Ti412)鍛造」、クラウン部がカーボンと記載されている。3Dプリンター造形と書かれているのは本体のみで、フェース部は鍛造である。2種類のチタン合金の使い分けや構成は記載がない。
読み方の注意:造形方式、積層条件、造形後の熱処理は公式ページに記載がなく undisclosed。公式の言う「従来の製法」が具体的に何を指すかも記載がない。公式は重量配分の最適化により安定した弾道と高い直進性を実現したとしているが、裏付けの数値データは示されていない。本項はD-132(2026)に関する記述で、他社・他モデルの3Dプリント製ヘッドへ一般化しない。ヘッドの製法全般は casting/lost-wax-casting/forging を参照。
RELATED TERMS ─ 関連用語
鋳造
金属を溶かして型に流し込み、冷やして固める製法。複雑な形状を安定して大量生産できるため、ステンレス製キャビティバックアイアンの主流製法。
ロストワックス鋳造
蝋(ロウ)で原型を作り、その周りを石膏で固めてから蝋を溶かして空洞にし、そこへ金属を流し込む精密鋳造。
Ti-6Al-4V(チタン合金)
アルミニウム6%・バナジウム4%を添加したα-β型チタン合金(Grade 5)。密度約4.43 g/cm³・引張強度950 MPa前後。ドライバー・フェアウェイウッドのヘッド素材として広く使われるが、すべてのチタン製クラブに使われているわけではない。
鍛造
金属の塊を型に入れてプレスや打撃で成形する製法。内部組織が緻密になり、軟鉄アイアンの「やわらかい打感」の根拠になる。
カーボンクラウン
ヘッド天面(クラウン)をチタンより軽いカーボン複合材に置き換え、浮いた重量を別の場所へ再配置する構造。