GLOSSARY / 規格・規制
ヘッド体積制限
Clubhead Size Limitゴルフの用具規則が定めるクラブヘッドの体積に関する規制。ドライバーヘッドには体積の上限(460cc / 28.06立方インチ)が設けられている。この数値は規制の上限値であり、性能の推奨値や目標値を示すものではない。
ヘッド体積制限とは、ゴルフの用具規則(Equipment Rules)が定めるクラブヘッドの体積に関する規制のことです。ドライバー(クラブヘッドが最も大きくなりやすい1番ウッド)については、ヘッドの体積が460cc(28.06立方インチ)を超えないことが求められています。この数値はR&AとUSGAの用具規則に記載された規制の上限値であり、測定方法の詳細は規則の付属書(Appendix II)に定められています。
ヘッド体積の規制はドライバー(木製クラブおよびこれに類するクラブ)を主な対象としており、アイアン・ウェッジ・パターなど他のクラブのヘッドには体積の上限規制は設けられていません。また体積以外にも、ヘッドの深さ・幅・高さの比率に関する寸法規定が用具規則に存在します。これらの寸法要件も含めてヘッドの適合性が判断されます。
460ccという体積上限は規制の上限値であり、この数値がドライバー設計の推奨スペックや最適値を示すものではありません。ヘッド体積が飛距離や打ちやすさに与える影響は、重量配分・重心位置・フェース設計・シャフト特性など複数の要素との組み合わせによって変わるため、体積の大小だけで性能を断定することは適切ではありません。用具規則に適合した範囲でメーカーが設計するヘッド体積は製品によって異なります。
RELATED TERMS ─ 関連用語
MOI(慣性モーメント)
ヘッドが「ねじれにくさ」を表す物理量。大きいほどミスヒット時のヘッドブレが少ない。
COR(反発係数)
ボールが衝突して跳ね返る勢いを、衝突前の勢いで割った数値。1に近いほど反発が大きい。
VFT(可変肉厚)
フェースの厚みを場所によって変える設計。中央を薄く、周辺を厚くする。
用具規則
R&AとUSGAが共同で発行する、ゴルフ用具の適合要件を定めた規則文書の通称。クラブ・ボールの形状・寸法・性能に関する技術的な基準が定められており、JGAはこれに準拠する立場をとる。
非適合クラブ
ゴルフの用具規則(Equipment Rules)が定める適合要件を満たさないクラブの総称。競技での使用規定が設けられているが、製品の品質や設計の意図とは別の概念として整理される。規則改定によって適合状態が変わるケースもある。
スプリングライクエフェクト
ゴルフクラブのフェースがインパクト時にばねのように撓み、弾き返す現象を指す概念。R&AとUSGAの用具規則(Equipment Rules)はこの現象に関して規制を設けており、その評価には別途定められた測定・判定の概念が用いられる。
CT値(特性時間)
ゴルフクラブのフェースとボールの接触時間を測定し、反発性能の適合判定に用いられる概念。R&AとUSGAの用具規則(Equipment Rules)はCT値の適合基準を定めており、基本上限値239マイクロ秒に測定許容差18マイクロ秒が設けられている。この数値は性能の推奨値や目標値ではなく、適合判定上の上限である。