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Scotty Cameron PHANTOM(2026)
2026フルフェースのスタジオカーボンスチール(SCS)インサートを軸に再設計された、PHANTOMの2026年世代。
2026年のPHANTOMは、スコッティ・キャメロンがシリーズ全体を作り直した世代にあたる。公式が中心に置くのは打感で、精密なミーリング加工を施したフルフェースの「スタジオカーボンスチール(SCS)インサート」を搭載し、やわらかい打感と距離コントロールの両立を狙ったと説明している。ヘッド形状はPHANTOM 5・7と、新たに加わった9Rの3種類。それぞれに異なるネックとシャフトの構成を組み合わせ、2026年3月より順次発売された(同年6月にはミッドマレットの3.2、大型高MOIマレットの12が追加されている)。
この世代で新しいのはネック構成の広がりである。PHANTOM 5 OCには低トルクの「Onset Center(OC)」構造が採用され、スクエアでストレートなストロークを志向するプレーヤーに向けられた。PHANTOM 7にはダブルベントシャフト構成が加わり、ミッドシングルベント構成よりフェースバランス寄りのフィーリングになる。モデレートなトウフローを生む「.2(プラミングネック)」、最大のトウフローを生む「.5(ジェットネック)」も各形状に設定され、ストロークの型に合わせて選ぶ設計になっている。
形状面では、フェース中央部を高くしてトップラインの曲率を増やし、アドレス時の見え方を整えている。公式はフェースの高さが浅いとボールを上から打ちすぎる傾向があるとし、そこを意図的に変えたと説明する。ソールはよりフラットにして接地面を広げ、傾斜や芝質を問わず構えを安定させる方向へ再設計された。パターは構えた時の見え方と据わりが結果に直結する道具であり、この世代の変更点がフェースインサート・ネック構成・アドレス時の見え方という3方向に集中しているのは、その性格を反映している。
TECHNOLOGIES ─ このモデルの技術キーワード
マレットパター
パターヘッドの形状分類のひとつ。ブレードパターと比較して大型のヘッドを持ち、重心を後方・深部に配置した設計のものが多い。MOIが高くなる傾向があるが、形状・設計はメーカーによって多様。
フェースバランス
パターを水平に支えたとき、フェース面が真上を向く状態のこと。ヘッドの重心位置がシャフト軸の直下またはその近くにあることで生じる特性。ストローク傾向との相性を確認する指標のひとつとして扱われる。
CNCミリング
コンピュータ制御(CNC:Computer Numerical Control)によって工作機械を動かし、金属などの素材を削り出して形状を作る加工方法。鍛造・鋳造とは目的・工程が異なる製造方法であり、「CNC=高品質」「CNCは鍛造より上」のような単純な優劣判断は正確ではない。
MOI(慣性モーメント)
ヘッドが「ねじれにくさ」を表す物理量。大きいほどミスヒット時のヘッドブレが少ない。
低重心
ヘッドの重心位置がソール側(低い位置)に設計された状態のこと。
オフセット
ホーゼル中心線に対してフェースが後方にずれている距離・量のこと。
MATERIALS ─ 使用素材
SOURCE
https://page.titleist.co.jp/mediacenter/news-release/golfclubs/260121-phantom.html