GLOSSARY / 樹脂・高分子
サーモフォームボディ
Thermoform Bodyタイトリスト独自のマトリックスポリマーを、クラウンだけでなくヘッド本体まで広げて成形したドライバー構造。2026年のGTSシリーズで採用された。
サーモフォームボディは、タイトリストが2026年6月11日発売のドライバー「GTS」シリーズ(GTS2/GTS3/GTS4)で採用した構造。前世代GTのシームレス サーモフォーム クラウンが上面のポリマー化だったのに対し、GTSでは独自のマトリックスポリマーによる成形範囲をヘッド本体(フルボディ)まで拡大している。
タイトリスト公式のニュースリリースによれば、ポリマーの使用量はGT比で2倍の13g→26gとなり、ヘッド表面積の約60%を占めながら質量は全体の約13%にとどまる。面積のわりに軽いという性質がそのまま余剰重量となり、後方(安定性・慣性モーメント向上)と低く前方(初速・打ち出し条件の最適化)へ振り分けられる。この重量再配分を担う枠組みが同シリーズのスプリット・マス・フレームである。
つまりサーモフォームボディは単独の軽量化技術ではなく、スプリット・マス・フレームと対になった「重量を作る側」の技術と読むのが正しい。ポリマーの具体的な材料名・組成は公式非公表のため undisclosed。数値はいずれも日本公式リリース(2026年5月14日付)に基づく2026年モデル固有値であり、他年式へ流用しないこと。
RELATED TERMS ─ 関連用語
シームレス サーモフォーム クラウン
タイトリストがGTシリーズのドライバーに採用する、新素材ポリマー製の超軽量クラウン。継ぎ目の目立たないシームレスな外観と軽量化を両立させる。
ポリマー(高分子)
同じ小さな分子(モノマー)が長い鎖のように繰り返しつながった、巨大な分子のこと。
スプリット マス コンストラクション
重量をヘッド後方と前方低位置に分割して配置し、慣性モーメントの確保とボール初速・スピンの最適化を同時に狙うタイトリストの重量配分設計。
重心(CG)
ヘッドの質量が集中している点のこと。位置によって打ち出し角・スピン量・MOIなどの傾向に影響する設計パラメーター。
マルチマテリアル構造
異なる素材を組み合わせてヘッドを構成し、重心位置を最適化してボール初速や安定性を高める設計思想。