GLOSSARY / DESIGN
重心設計(重心位置)
Center of Gravity (CG) Designクラブヘッドの「重心(CG)」の位置を、素材・形状・ウェイトで意図的にコントロールする設計思想。重心位置は弾道・打感・寛容性に大きく影響する。
ヘッドを構成する素材の密度と形状の組み合わせによって、重心(Center of Gravity / CG)の位置が決まる。重心がフェース寄りにあるか・ソール寄りにあるか・トウ-ヒールのどちらかに偏っているかで、ボールの打ち出し角・スピン量・ミスヒット時の挙動が変わる。
低重心設計(CGをソール方向に下げる)は打球の打ち出し角を高め、高弾道を出しやすくする。トウ・ヒール端に重量を分散させると(ペリメターウェイト)、MOI(慣性モーメント)が高まり、芯を外した時のヘッドのねじれが減る。タングステンウェイトは、この重心設計の精密な調整部材として機能する。
重心設計はヘッドを開けてみないとわからない内部構造に依存するため、製品ごとの公式スペック・メーカーの技術説明を参照するのが基本。チタン・スチール・タングステンなど密度の異なる素材を組み合わせるほど、設計の自由度が広がる。
RELATED TERMS ─ 関連用語
タングステンウェイト
ヘッド内部や外周に組み込まれる高密度タングステン合金製の小さな錘。重心位置とMOIを精密にコントロールするために使われる。
MOI(慣性モーメント)
ヘッドが「ねじれにくさ」を表す物理量。大きいほどミスヒット時のヘッドブレが少ない。
中空アイアン
フェースとボディの間に空洞(中空)を持つアイアンの構造。フェースを薄く設計して高反発を確保しながら、内部ウェイトで重心も調整できる設計アプローチ。
寛容性(フォーギビネス)
ゴルフクラブが「芯を外したショット(ミスヒット)」に対して、どれだけ飛距離・方向性のロスを抑えられるかを表す概念。MOIの高さが寛容性の物理的な根拠。
密度
1cm³(角砂糖1個分の体積)あたりの重さ。単位は g/cm³。