ゴルフのしくみ

GLOSSARY / DESIGN

中空アイアン

Hollow Iron

フェースとボディの間に空洞(中空)を持つアイアンの構造。フェースを薄く設計して高反発を確保しながら、内部ウェイトで重心も調整できる設計アプローチ。

従来の軟鉄鍛造アイアンはヘッド全体が金属の塊(ソリッド構造)で作られる。一方の中空アイアンは、フェースとボディが別パーツで構成され、内部に空洞を設ける。この空洞によってフェースを薄くしても強度を保てる高強度素材(マレージング鋼など)を採用しやすくなり、打球時のたわみ量が増えてCOR(反発係数)を高めることができる。

空洞内にウレタンフォームなどの充填材を入れることで、打感の調整(余分な振動の減衰)も行える。テーラーメイドがP790などで採用する「SpeedFoam」はこの充填材技術の商品名のひとつ。フォームが入ることで中空特有の金属的な打感が和らぐ。

中空構造はタングステンウェイトの配置自由度も高め、ソリッド構造では難しい重心設計を実現しやすくする。外見をコンパクトに保ちながらこれらの恩恵を得るコンセプトが、プレーヤーズディスタンスアイアンと呼ばれる設計方向性につながっている。製品ごとの具体的な構造・仕様は各メーカーの公式情報を確認してほしい。

RELATED TERMS ─ 関連用語