GLOSSARY / 製法
ハイドラジップ
HydraZipクリーブランドゴルフのウエッジ用フェース加工技術。ロフト別に最適化したフェースブラストとレーザーミーリングで、ラフやウェットなど悪条件下のスピンを安定させる。
HydraZip(ハイドラジップ)は、クリーブランドゴルフがウエッジのフェース面に施す加工技術の名称。公式は「ロフト別に異なるフェースブラストとレーザーミーリングを搭載」と説明しており、単一パターンを全ロフトに使い回すのではなく、ロフトごとに表面の粗さとミーリングパターンを変えている点が特徴とされる。
狙いは水分・芝・砂がフェースとボールの間に入り込む状況でのスピン低下を抑えることにある。RTZ ウエッジ(2025)の公式ページでは「スピン性能を高める数千本のマイクログルーブ(レーザーミーリング)」と表記され、溝(グルーブ)そのものとは別に、溝と溝の間の微細加工がスピンを担う構造であることが示されている。CBZ ウエッジ(2026)でも同じ考え方が「ロフト別に最適化したフェースブラストとレーザーミーリング」として継承されている。
実用上は、名前のとおり「濡れた状況(Hydra)でもスピンを掴む(Zip)」ための設計と理解すればよい。ただし公式が示すのは自社計測に基づく相対比較であり、絶対的なスピン量の保証ではない。数値・仕様はいずれもRTZ(2025)/CBZ(2026)というモデル固有の値である。
RELATED TERMS ─ 関連用語
マイクロマックス・グルーヴ
番手ごとに最適化したフェース溝設計で、あらゆる状況で最適なスピン量と飛距離コントロールを狙うPINGの溝技術。
CNCミリング
コンピュータ制御(CNC:Computer Numerical Control)によって工作機械を動かし、金属などの素材を削り出して形状を作る加工方法。鍛造・鋳造とは目的・工程が異なる製造方法であり、「CNC=高品質」「CNCは鍛造より上」のような単純な優劣判断は正確ではない。
バックスピン
ボールの後ろ向きの回転。揚力(マグヌス効果)を生みボールを浮かせる。計測上はスピンレート(スピン量)が主にこれを示す。多すぎると吹け上がり飛距離をロスする。
スピン量
ボールの回転速度(単位:RPM=毎分回転数)。主にバックスピン量として扱われる。ドライバー・アイアン・ウェッジで求められるスピン量は大きく異なり、単純に多い・少ないで良し悪しは決まらない。