ゴルフのしくみ

GLOSSARY / 計測・物理量

トータル距離

Total Distance

キャリー距離(空中飛距離)に着地後の転がり(ラン)を加えた合計の移動距離(単位:ヤードまたはメートル)。ランは地面の硬さ・傾き・風・湿度によって大きく変わるため、弾道測定器の表示値とコース上の実距離が一致しない場合がある。

トータル距離(total distance)は、インパクト後にボールが移動した合計の距離を指します。空中を飛んで着地するまでのキャリー距離(carry distance)に、着地後の転がり(ラン)を加えた値です。単位はヤード(yd)またはメートル(m)で、弾道測定器などで表示される場合があります。

トータル距離はキャリー距離とランの合計ですが、ランの距離は着地面の硬さ・傾き・草の状態・風向き・温度・湿度によって大きく変動します。同じキャリー距離のショットでも、乾燥した硬いフェアウェイではランが多く出る一方、雨上がりの軟らかいコースではランがほとんど出ない場合があります。弾道測定器で表示されるトータル距離は、機器の設定や想定する地面条件によって変わる場合があり、実際のコースでのトータル距離と差が生じることがあります。

ゴルフ媒体・カタログ・弾道測定器によって「飛距離」がキャリーを指す場合とトータルを指す場合があり、統一された業界標準はありません。「飛距離〜ヤード」という表現を見かけた場合は、キャリー・トータルのどちらを指すかを確認することが正確な理解につながります。ランを含むトータル距離はコース条件への依存度が高く、数値だけで単純に比較することには注意が必要です。

RELATED TERMS ─ 関連用語

キャリー距離

インパクト後にボールが空中を飛び、最初に着地するまでの距離(単位:ヤードまたはメートル)。着地後の転がり(ラン)を含まない。ボール初速・打ち出し角・スピン量・風・高度など多くの条件に影響されるため、同じクラブでも条件によって変わる。

ボール初速

インパクト直後にボールが飛び出す速度(単位:m/s)。スマッシュファクター(ミート率)の分子にあたり、飛距離と関係する計測値のひとつ。高ければ必ず飛ぶわけではなく、打ち出し角・スピン量との組み合わせで弾道全体が決まる。

打ち出し角

インパクト直後にボールが水平面から飛び出す角度(単位:度)。カタログ表記のロフト角(スタティックロフト)とは異なり、実際のインパクト時のダイナミックロフト・アタックアングル・シャフト挙動によって変わる。

スピン量

ボールの回転速度(単位:RPM=毎分回転数)。主にバックスピン量として扱われる。ドライバー・アイアン・ウェッジで求められるスピン量は大きく異なり、単純に多い・少ないで良し悪しは決まらない。

ヘッドスピード

インパクト直前のクラブヘッドの速度(単位:m/s)。弾道測定器などで表示される代表的な指標のひとつ。日本では「ヘッドスピード」、弾道測定器では「club speed」と表示される場合もある。速ければ必ず飛ぶわけではなく、ボール初速・打ち出し角・スピン量との組み合わせで飛距離が決まる。