GLOSSARY / 金属組織・強化
α相・β相
Alpha and Beta Phasesチタン合金の中で原子の並び方が違う2種類の結晶構造。
チタンには2種類の結晶形がある。低温で安定する「α相」(六方最密構造)は軽くて加工しにくい。高温で安定する「β相」(体心立方構造)は強くて加工しやすい。
Ti-6Al-4V(=ゴルフドライバーボディの定番)は、アルミニウム6%でα相を、バナジウム4%でβ相を安定化させ、両方の良いところを混ぜた「α-β型合金」。軽くて強くて加工性も両立する。
ジムボストン以外の航空機エンジンや人工骨にも同じ素材が使われている。
RELATED TERMS ─ 関連用語
チタン
低密度・高耐食性・高比強度を持つ金属。ゴルフクラブでは主にドライバーヘッドの素材として使われるが、純チタンとチタン合金では性質が大きく異なる。
Ti-6Al-4V(チタン合金)
アルミニウム6%・バナジウム4%を添加したα-β型チタン合金(Grade 5)。密度約4.43 g/cm³・引張強度950 MPa前後。ドライバー・フェアウェイウッドのヘッド素材として広く使われるが、すべてのチタン製クラブに使われているわけではない。
SP-700(チタン合金)
JFEスチール(JFE Steel)の登録商標であるα+β型チタン合金。組成はTi-4.5Al-3V-2Fe-2Mo。Ti-6Al-4Vとは組成・特性が異なる別合金で、冷間成形性に優れるとされる。ゴルフでは一部メーカーがフェース材として採用することがある。
RELATED MATERIALS ─ この用語が登場する素材