ゴルフのしくみ

TECH SPEC / TORQUE

トルク(ねじれ)

Torque

シャフトに1ftポンド(=1.356 N·m)の力を加えたときのねじれ角度。低いほどねじれにくく打点ブレが少ない。高いほどしなやかでヘッドが返りやすい。 スチールは設計上トルクが極端に低く、カーボンは積層で自由に変えられる。

DRIVER ─ 60g台 Sフレックスの典型値

3.5°

一般的なドライバーカーボンシャフトのトルク値。低いほど直進性、高いほどつかまる

°/角度(度)。トルクでは「シャフトを1ftポンドの力でねじったとき何度ねじれるか」。

↑ 大きいねじれやすい(しなやか)。ヘッドが返って球が「つかまる」。

↓ 小さいねじれにくい(剛い)。打点ブレが減って直進性が上がる。

TORQUE COMPARISON ─ シャフト種別の典型トルク(Sフレックス)

スチール(DG S200)アイアン用・最低トルク
1.5
80g台 カーボンヘビー級ドライバー用
2.3
70g台 カーボンハードヒッター向け
2.8
60g台 カーボンドライバー標準
3.5
50g台 カーボンライトウェイト
4.5

単位:度(°)/メーカー公称値ベース

HOW IT'S MEASURED ─ 測定方法

  1. 01シャフト両端を専用治具で固定する
  2. 02一端に1ftポンド(1.356 N·m)のトルクを印加
  3. 03シャフト本体が何度ねじれたかを角度センサーで読み取る
  4. 04各メーカーで治具・ロード方法に若干差があり、表記値と実測値がズレることもある

KEY FACTS ─ トルクを決める要素

重量

重 → 低トルク

質量増がねじれ抵抗を増やす

フレックス

硬 → 低トルク

硬いシャフトは概してねじれにくい

積層構成

繊維方向に依存

±45度繊維がトルク剛性を担う

ティップ径

細 → 高トルク

細い先端はねじれやすい

WHY IT MATTERS ─ なぜトルクが弾道を変えるのか

01

ねじれ=打点ブレ

インパクトでヘッドはわずかに開閉する。低トルクほどヘッドが安定し、トウ・ヒールに当たっても方向性のブレが小さい。

02

つかまり感の正体

高トルクシャフトはダウンスイングでヘッドが自然に返り、フェースが閉じやすい。「つかまる」と感じる物理的な根拠。

03

ヘッドスピードとの整合

ヘッドスピードが速いほど、ねじれの影響は乗算で増える。45m/s超のヒッターが高トルクシャフトを使うと暴れて散る。

UNIT GLOSSARY ─ このページで使った単位

数値が大きいほど・小さいほど何が変わるかを、中学校の理科レベルで噛み砕きます。

°

角度(度)。トルクでは「シャフトを1ftポンドの力でねじったとき何度ねじれるか」。

↑ 大きいねじれやすい(しなやか)。ヘッドが返って球が「つかまる」。

↓ 小さいねじれにくい(剛い)。打点ブレが減って直進性が上がる。

EXスチール 1.5°/60g台カーボン 3.5°/50g台カーボン 4.5°

MORE CONCEPTS ─ 他のシャフト概念