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GLOSSARY / 金属組織・強化

時効処理

Aging Treatment

金属を比較的低い温度で長時間加熱し、結晶内に小さな粒を生じさせて強度を上げる工程。

高温で元素を均一に溶かし込んだ状態(過飽和固溶体)から、適切な温度で長時間保つと、結晶の中に小さな粒が少しずつ析出してくる。この処理を時効(aging)と呼ぶ。「時間とともに効果が出る」という名の通り。

マレージング鋼の場合、約480℃で3〜6時間保持すると、Ni₃MoやNi₃Tiといった粒が析出して引張強度1,900 MPaに到達する。普通鋼の焼入れと違い、変形・歪みがほとんど出ないのが利点。

17-4PHステンレスでは482〜621℃の範囲で時効処理し、温度によって強度を調整する(H900・H1025・H1150など)。

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