GLOSSARY / 複合材
マントル層
Mantle Layerボールのコアとカバーの間にある中間層(ケーシング層)。高反発アイオノマー製で、ボール初速を上げつつスピンを制御する。多層ボールの性能を橋渡しする要。
マントル層(ケーシング層)は、ゴルフボールのコアとカバーの間に位置する中間層。タイトリスト日本公式の構造表記では「アイオノメリック・ケース層」とされ、コアの柔らかさとウレタンカバーをつなぎ、性能のバランスを取る役割を持つ。
タイトリスト日本公式は、この層の働きを「ボールスピードを増長する弾力性の高いケース層が、ロングゲームでのスピン量を抑制します」と説明している。すなわちボール初速を高める役割と、ロングゲームのスピンを抑える役割を同時に担う。
2025年モデルのプロV1/プロV1xはいずれも「コア/アイオノメリック・ケース層/ウレタン・エラストマー・カバー」の3層構造で、コア・ケース層・カバーの組み合わせによって飛距離・スピン・打感の最適化を図る。マントルは性能を左右する重要な中間部品である。
RELATED TERMS ─ 関連用語
ピース構造
ゴルフボールを構成する層の数を「ピース数」と呼ぶ。コア(内核)・マントル(中間層)・カバー(外層)の組み合わせで2ピースから5ピースまで存在し、ピース数が増えるほど設計の複雑さが増す。ピース数が多いほど必ず高性能というわけではなく、カバー素材・コアの設計・中間層の硬さ・ディンプル設計を含めた設計全体で性能が決まる。また、ピース数とカバー素材(アイオノマー・ウレタン)は独立した設計要素であり、混同しないことが重要だ。
アイオノマー
アイオノマーは、金属イオンを組み込んだ熱可塑性樹脂の一種。ゴルフボールのカバー素材として多く使われており、耐久性・反発性能・価格面のバランスに優れる。ウレタンとは異なる用途・特性を持つ別の素材だ。
ウレタンカバー
ゴルフボールのカバー素材として使われるポリウレタン系素材の総称。アプローチスピンや打感を重視した設計のボールに多く採用される。アイオノマーとは上下関係ではなく、用途・設計思想が異なる素材だ。